口腔外科

親知らずは抜いたほうがよいのか — 抜く場合と経過を見る場合

「親知らずは抜いたほうがいい」と聞くことが多いかもしれません。実際の診療ではすべてを抜くわけではなく、状況によって判断が分かれます。まず何を確認するのかを知っておくと、相談がしやすくなります。

親知らずは抜いたほうがよいのか — 抜く場合と経過を見る場合

親知らずのように「抜くかどうか」を相談できる一般歯科の範囲や、初めての医院を選ぶときの確認点は、姉妹メディア谷町デンタルガイドの谷町四丁目・谷四で歯科医院を探すとき——一般歯科で見ておきたいことにまとまっています。

抜歯を検討することが多い状況

  • 繰り返し腫れる・痛みが出る — 周囲の歯ぐきに炎症が起きやすい位置にある場合です。
  • 手前の歯に影響が出ている — 虫歯や歯根の吸収が確認されることがあります。
  • 清掃が届かない — 位置や傾きにより、ブラシが物理的に入らない場合です。
  • 嚢胞などの所見がある — 画像で確認されたときは対応を検討します。

経過を見ることが多い状況

  • まっすぐ生えていて、噛み合っていて、清掃もできている場合
  • 完全に骨の中にあり、周囲に所見がなく、症状もない場合
  • 全身状態や時期を考慮して、急がないほうがよいと判断される場合

事前の検査で見ていること

レントゲンで歯の向き・根の形・神経との距離を確認します。下顎では神経が近い位置にあることがあり、必要に応じて三次元的な画像で位置関係を確認します。この確認が、当日の進め方と説明の内容を決めます。

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抜いた後に起こりうること

腫れや痛みは数日でやわらいでいくことが一般的ですが、個人差があります。まれに傷の治りが遅れて痛みが続くことがあり、その場合は処置を追加します。下顎では一時的に感覚が鈍く感じられることがあり、事前に説明を受けておくと安心です。

この記事のポイント親知らずは抜いたほうがよいのか—抜く場合と経過を見る場合1抜歯を検討することが多い状況2経過を見ることが多い状況3事前の検査で見ていること4抜いた後に起こりうること5当日と翌日に気をつけることトモコ歯科医院

当日と翌日に気をつけること

  • 強くうがいをしない — 傷を保護している血の塊が流れないようにするためです。
  • 飲酒・激しい運動・長い入浴は控える
  • 処方された薬は指示どおりに使う
  • 腫れや出血が想定を超えると感じたら連絡する

相談のときに伺うこと

ご希望の時期、全身の状態やお薬、これまでの抜歯の経験を伺います。時期を選べる場合は、予定に余裕のあるタイミングをおすすめすることがあります。

よくあるご質問

痛くなくても抜いたほうがよいですか

症状がなくても位置や所見によって検討することがあります。逆に、問題がなければ経過を見る場合もあります。

4本まとめて抜けますか

状況によります。負担を考えて分けて行うことが多いです。

どのくらい腫れますか

個人差があります。位置や処置の内容によって異なるため、事前にご説明します。

妊娠中でも抜けますか

時期によって対応が異なります。まずはご相談ください。

参考文献

  • Third molar surgical difficulty scales: systematic review and preoperative assessment form. Medicina oral, patologia oral y cirugia bucal (2022). PMID 34874928
  • Coronectomy in Lower Third Molar Surgery: A Systematic Review and Meta-Analysis. Journal of oral and maxillofacial surgery : official journal of the American Association of Oral and Maxillofacial Surgeons (2025). PMID 39956152
  • Third molar surgery: Past, present, and the future. Oral surgery, oral medicine, oral pathology and oral radiology (2021). PMID 34030996
  • Postoperative interventions to reduce inflammatory complications after third molar surgery: review of the current evidence. Australian dental journal (2017). PMID 28498604

※ この記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の判断は診察に基づいて行われます。

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