冷たいものがしみる — 原因によって対応が変わります
冷たい水がしみると、多くの方が「知覚過敏用の歯みがき剤」をまず思い浮かべます。ただ、しみる原因はいくつかあり、歯みがき剤で対応できるのはその一部です。

しみる原因を調べてもらう一般歯科の診療範囲は、姉妹メディア谷町デンタルガイドの谷町四丁目・谷四で歯科医院を探すとき——一般歯科で見ておきたいことにまとまっています。
なぜしみるのか
歯の内部には神経につながる細い管があります。表面のエナメル質や歯ぐきが失われてこの管が露出すると、温度や刺激がそのまま伝わります。
原因① 歯ぐきが下がった場合
歯ぐきが退縮すると根の部分が出てきます。この部分はエナメル質に覆われていないため、刺激に敏感です。強すぎるブラッシングや歯周病、加齢が関係します。
原因② すり減り・欠け
- 強い力での歯みがきによる歯ぐきぎわのくぼみ
- 酸性の飲食物による表面の溶解
- くいしばりや歯ぎしりによる咬む面のすり減り
原因③ むし歯やひび
むし歯が進んだ場合や歯にひびが入っている場合もしみます。この場合は噛んだときの痛みを伴うことが多く、見分ける手がかりになります。
原因④ 処置後の一時的なもの
むし歯の治療やクリーニングのあと、数日から数週間しみることがあります。徐々に軽くなっていくのであれば経過を見ます。強くなる場合は確認が必要です。
歯みがき剤が効く場合
歯ぐきの退縮やすり減りによるしみには役立ちます。ただし数週間続けて使う必要があり、むし歯やひびが原因の場合は改善しません。数週間使っても変わらなければ、別の原因を探します。
歯科で行う処置
- 原因の見分け — 診査と必要に応じた画像検査
- 露出部へのコーティングやくぼみの修復
- むし歯・ひびがあればその治療
- くいしばりが背景にあれば装置の検討
- 歯周病がある場合はその治療と並行
日常で気をつけること
- やわらかい歯ブラシで力を抜いて磨く
- 酸性の飲食物のあとはすぐに磨かない
- くいしばりに気づいたら力を抜く
- 極端に冷たいものを避け、ぬるめの水を使う
歯ぐきが下がる原因を減らす
すでに下がった歯ぐきは自然には戻りません。だからこそそれ以上進めないことが重要になります。強すぎるブラッシング、かたい毛先の歯ブラシ、歯周病の放置が主な要因です。
歯ブラシの毛先がすぐに広がる方は、力が強すぎる可能性があります。毛先の状態は力加減を知る手がかりになりますので、交換のときに確認してみてください。
しみ方の変化を覚えておく
受診の際にどのように変わってきたかをお伝えいただけると、原因の判断が早くなります。いつから、どの歯が、何でしみるのか。冷たいものだけか、噛んだときにも痛むのか。
特にだんだん強くなっている場合と徐々に軽くなっている場合では、考える原因が異なります。短いメモで構いませんので記録しておいてください。
よくあるご質問
放っておくとどうなりますか
原因によります。むし歯やひびが原因の場合は進行しますので、確認をおすすめします。
神経を取る必要がありますか
多くの場合は必要ありません。痛みが強く持続する場合にのみ検討します。
歯みがき剤はすぐ効きますか
成分が蓄積して作用するため時間がかかります。数週間は続けてお使いください。
熱いものもしみます
神経に炎症がある可能性も含めて確認します。受診をおすすめします。
電動歯ブラシはよくないですか
押しつける力が強いとしみやすくなります。当てるだけにしてください。
ホワイトニングでしみますか
一時的にしみることがあります。事前に状態を確認してから行います。
市販の歯みがき剤はどれを選べばよいですか
知覚過敏用と表示のあるものであれば大きな差はありません。数週間続けて使えるものをお選びください。
しみる症状は原因を分けることが最初の一歩です。同じ症状でも必要な対応はまったく異なります。
当院は谷町四丁目で、しみる部位と状況を確認したうえで原因を見分け、必要な処置と日常の調整をご案内しています。しみる状態が続くと食事や歯みがきを避けてしまい、かえって別の問題につながることがあります。気になる段階でご相談ください。
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